FA 岩井選手が今季3勝目「 総合1位も獲れて良かった 」 !! 

  • JNCC 全日本クロスカントリー選手権 第6戦 神立スノーリゾート
    日時:2022年8月7日(日曜)
    場所:神立スノーリゾート
  • Reported by FUN- TAKU OGASAWARA

 ベスコンで迎えた 第6戦
 


 

  • 関越自動車道・練馬 ICから2時間弱。湯沢ICで降りてから、たった3分という抜群のアクセスが魅力の神立スノーリゾート。 上越新幹線が停まる越後湯沢駅も至近で、レース前日やレース後に温泉・グルメ・ショッピングもOKとあって、JNCC神立は人気の大会のひとつだ。
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  • JNCC神立の2週間前、WEXイースト第5戦が神立スノーリゾートで開催された。今回のFUNクラスは、WEXの 90minで使用したコースとほぼ同様。スタート直後の上り、ガレ場のルートが多少違っているくらいだ。まだ走っていない場所はラインができていないため、1周目の FC・FD クラスは苦労するかもしれないが、2周目以降は渋滞なく通過できると思われる。
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  • 事前の天気予報では雨マークが付いたりして心配されたが、レース当日の天気は晴天。前日の晩に結構な雨が降り、特に下りのコースはスリッピーになると予想されたが、大きな混乱もなく、ひと安心。約3割がDNFとなった前回のJNCC岩手高原スノーパークとは打って変わった大会となった。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 シリーズ争いは 吉崎選手か 岩井選手か?
 


 
 
 
 
 

 

  • 年9戦で争われる今シーズンのJNCCも後半戦に入り、特に上位カテゴリーの選手たちはランキングが気になるところ。 ここまで FAクラスは 吉崎一弘 選手 と 岩井良宏 選手 が2勝ずつしているが、吉崎選手が頭一つ抜けている状態。 実力は拮抗しているのだが、岩井選手は第2戦のビックディア広島を欠場したのが痛い。 ここまでのシリーズポイントは吉崎選手が 137点、岩井選手が 112点という具合だ。
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  • レースの前週に信州大町チャレンジフィールド、ワイルドクロスパークGAIAで走り込み、しっかりと神立対策をして臨んだ吉崎選手だが、スタートで出遅れてしまう。 前を走る岩井選手に必死に食らいつくが、連続ギャップと暑さにやられ、徐々にペースダウン。そのまま順位がひっくり返ることはなく、岩井選手が 2分33秒の差をつけて優勝を果たした。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

いぶし銀の走りは 神馬選手

 

 

  • SAクラスには5台がエントリー。注目は神馬 健選手だ。 第4戦のワイルドボア鈴蘭、第5戦の 岩手高原スノーパークで優勝を飾り、この神立スノーリゾートで勝てば3連勝。 いや~、強かった。SAクラスでただ一人、10周を走り、FUN総合でも15位に入ったのだ。
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  • 話は多少脱線するが、神馬選手の経歴が面白い。実は若い頃、陶芸の道を志していたのだ。 もう40年以上も前の話である。陶芸作家・會田雄亮氏に師事し、「ダバダ~♪」のフレーズで有名なネスカフェ・ゴールドブレンドのCMに師匠と一緒に出たことも! 聞けば、土の声を聞いていた時代は大好きなバイクとの両立が難しく、結果として陶芸の道を諦め、バイクを取ったという。いぶし銀の走り、これからも見せてくださいよ!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

悠花ちゃんが今季初優勝!

  • WAAを頂点とするウーマンクラスが熱い。 今回はWAAに3台、WAに2台、WBに5台、WDに6台がエントリー。 注目はやはり WAAで、菅原悠花選手、雨宮舞美選手、石本麻衣選手による三つ巴の戦いが見物(みもの)だ。

 
 
 
 
 

 

  • 石本選手は前戦の 岩手高原スノーパークに2年振りに出場。 優勝を遂げ、波に乗っていると思われたが、9周目にまさかのリタイア。 マシントラブルだったのかな?

 
 
 
 
 

 

  • ここまで3勝している雨宮選手はタイムにバラツキがあり、神立スノーリゾートを攻略しきれてない様子。 ガンバレ!

 
 
 
 
 

 

  • そんな中、コンスタントに8分30秒 前後で周回し、安定した走りが光っていた 菅原選手が今季初優勝!これで俄然、シーズン優勝争いが面白くなってきた。 今回のポイントを加算すると、雨宮選手が 117点、菅原選手が 111点となり、その差はたった6点。 残り3戦でのデッドヒートに大いに期待したい。