桜舞う テージャスランチ 常連勢強し!

  • JNCC 全日本クロスカントリー選手権 第2戦 ビックディア広島
    日時: 2023年4月2日(日曜)
    開催地:テージャスランチ
  • Reported by TAKU OGASAWARA

 ビックディアは ボーナスラインが大賑わい!

 

  • 2023年のJNCCは開幕から Go to West 3連戦! プラザ阪下に続き、第2戦は西日本のオフの整地、テージャスランチが舞台だ。 テージャスランチは37ヘクタール(東京ドーム8個分!)という広大な敷地に、名前からも想像できるとおり 乗馬場、パラグライダー滑走場、オフロードコース などを備えたアウトドアスポット。 本格的な石窯で焼いたピザが絶品のカフェもあるので、家族でも楽しめる。
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  • 今年は桜の開花が例年よりも早く、第2戦が行われた4月2日はテージャスランチの桜が散り始めていた。 日中の気温は20度と高かったが朝晩は3度まで冷え込むほど寒暖差が激しかったため、車中泊していた選手の皆さんは体調管理が難しかったことだろう。
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  • さて、レースである。 FUNクラスのコース長は7km。テージャスランチはさほど高低差がなく、横にだだっ広いというイメージだ。それでもテージャス山の裏手エリアには上り坂、ちょっとしたガレ場もありなかなかテクニカルだ。 最大の見せ場はFUNクラスで唯一のボーナスライン。右のラインが上りやすかったが、それ故にビギナーが失敗してラインを塞いでいることも…。とはいえ、真ん中や左のラインも激ムズではないたため渋滞することはなかった。ここはパドックからも近くギャラリーも多かったため、FUNクラスでもっとも盛り上がったセクションとなった。

 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

 FA 岩井選手は 風邪をひいても速い!

 

  • FAクラスは開幕戦を制した 岩井良宏 選手の調子がいい。 本人曰く「風邪をひいていたため一気に飛び出して逃げ切る作戦だった」とのことだが、見事に功を奏した。 終わってみれば ポール to フィニッシュ で、2位の竹崎暢臣選手に49秒差の圧勝。レースにタラレバは禁物だが、竹崎選手は転倒していなければ優勝のチャンスがあったかも …。

 
 

 
FA 02 - 岩井良宏
( 331 Racing Team )
 
 
 
 

 
FA 16 - 竹崎暢臣
( ケモ山ウズ男 )

 
 
 
 
 


 
FA 08 - 橋本 努
( BambooRiders & 真明センチュリー )

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  • 3位には橋本努選手が滑り込んだ。ご長男が FDクラスにエントリーしているため、負けられないですよね!?

 
 
 
 
 


 
FA 01 - 吉崎一弘
( THS Racing & モトピットヒオキ with 農豊会 )

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  • 3位までに昨年の覇者 吉崎一弘 選手の名が見当たらない。 吉崎選手は今大会からマシンを最新の 23' YZ250FX にチェンジ。始動性が良く2番手でスタートしたが、サスセッティングやフロントタイヤの空気圧調整に失敗しマシンの制御がうまくいっていない。 そのせいか2回転倒しリズムも崩れ、そのまま5位でゴールと相成った。 まだまだシーズンは序盤だが、FAクラスは 岩井選手 が一歩抜け出した感がある。

 
 
 
 
 


 
SA 3 - 鈴木崇久

( 富士ライダース )

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  • SAクラスは常連の 神馬 健 選手と 小林基訓 選手が欠席。鈴木崇久選手のみがエントリーという状況であった。次回も東海中部地方からは遠い 芸北国際スキー場(広島県)での開催だが、振るってのご参加をお待ちしております!

 
 
 
 
 


 
FB 8 - 鈴木 心
( THS Racing )

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  • FBクラスは 鈴木 心 選手が昨年の最終戦から3連勝と破竹の勢い! THS Racing の代表である 小倉広行 選手が意地をみせて2位に入ったが、約1分10秒 及ばず…。 実は鈴木選手 レース直前にマシントラブルのため借り物のマシンで走ったのだが、それでも速かったですね。今回も総合では3位だったため、次回は更に上の成績を期待していますよ!

 
 
 
 
 


 
FC 404 - 三輪
( KTM東海 ファンファンズ )

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  • FCクラスは開幕戦2位の 三輪 丞 選手が優勝。 「暑さでキツかったが 何とか走りきった」と表彰式でコメントしていたが、2位に3分18秒差ですよ! 図抜けた速さなので、この調子を今シーズン維持できるか注視したい。 ちなみに2位に入った 河原廉弥 選手は地元ということもあり声援が凄かった。第3戦も広島開催なので エントリーをお待ちしています!

 
 
 
 
 


 
FD 1095 - 小無田哲平
( チームフジサワ & のもえん )

  • 開幕戦で大暴れした小学5年生の 橋本大喜 選手は、第2戦も並み居るライダーを蹴散らすのか? しかしそうは問屋が卸さなかったのが 小無田哲平 選手で、ぶっちぎりで優勝を遂げたました! ゼッケンは FDクラス最後の #1095 で彗星のごとく現れたと思っていたら、2021年の AAGP森羅に出てたんですね。 素晴らしい優勝を おめでとうございます!

 
 
 
 
 

 
 
 
 
 


 
WA 901 - 近藤香織
( WRパワーレーシング with YAMALUBE )
 
 
 

 
WA 906 - 菅原穂乃花
( バイカーズベア with SHINKO )

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  • 第2戦も WAAのエントリーはなし…。 ところが今シーズンの WAクラスは熱いぞ、面白いぞ! 開幕戦に続き今回も女王 近藤香織 選手と 菅原穂乃花 選手の一騎打ち!! プラザ阪下で負かされた 近藤選手はレース前半ボーナスラインのヒルクライムで安牌ラインに逃げていたが、一気に抜かれてしまったため作戦変更。 左側の最短ラインを果敢に攻め無事に成功させると、3周目以降は1位をキープ。後半バックマーカーをかわす際に 菅原穂乃花 選手が転倒し、そこが致命傷となり 近藤選手が優勝を飾った。ちなみに二人は仲良しですよ、念のため。 テージャスランチは 菅原選手のホームコースということもあり、レース前日にヒルクライムのライン取りを 近藤選手が教えてもらったりしていたので、今後も切磋琢磨を続けてください!

 
 
 
 
 


 
WB 936 - 小川澄佳
( ガレージ・ハイブリッド )

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  • WBクラスは三つ巴で、茨城県から単身で乗り込んだ 小川澄佳 選手が見事に優勝。 今季全戦エントリーと表明されていましたが、新たなJNCCウーマンライダーの顔として、存在感を増していくでしょう!

 
 
 
 
 


 
WD 939 - 佐久間 怜弥
( NIWAKA RACING )

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  • WDクラスは福岡県から参加の 佐久間 怜弥 選手の一人旅。 WBクラスの3人と同じ7周を走りきった。

 
 
 
 
 

 
 
 
 
 


 

    • さて Go to West 3連戦 のラストを飾る第3戦は 芸北国際スキー場 が舞台。 開拓が一気に進み WEXウェスト とは様相の違うコースになっているので、熱い戦いが繰り広げられること間違いなし! ご期待ください!!